第58回理学療法士国家試験PM専門問題・解説｜問36-40

正答：5

1. 観念失行は日常的に慣れているはずの用具の使い方や手順がわからなくなることです
2. 純粋失読は読む能力が障害されるものです（音読・理解）。書字は比較的保たれていることは多いです。
3. 伝導失語の特徴は、①発話は流暢、②復唱障害、③音韻性錯語です。
4. 観念運動失行は獲得している動作の口頭指示された動作や、動作の模倣しようとしてもできないものです。
5. 正しい。

正答：2

がん検診の実施が規定されているのは健康増進法です。

健康日本21は「21世紀における国民健康づくり運動」のことです。第一次では9分野・全80項目中の59項目、第二次では9分野・53項目について、取り組むべき内容が示されています。がん検診の実施に関しては規定されていません。

正答：3

1. Williams 型装具は腰仙部の後屈、側屈の制限を目的としています。
2. Milwaukee 装具は側弯症の治療に用いられます。
3. 正しい。
4. Oppenheimer 型装具は橈骨神経麻痺に適応となります。
5. 反張膝を矯正するものです。

正答：2

1. 加温すると血液の粘性は低下します。
2. 急性痛に対して寒冷療法を実施すると線維の伝導速度が低下します。ことのことから、温度変化の影響を受けやすい。
3. 組織温度が1℃上昇し代謝率は変われいません
4. 反射性血管拡張作用は加温した部分とは別の部位の血管が拡張して循環が増加する現象のことです。
5. 組織温度が1℃上昇すると、神経伝導速度は約2m/秒早くなります。

正答：3

1. ATPは大量に保存できないため、その都度エネルギーを産生しなければなりません。
2. 酸化系の過回路といいます。
3. 正しい。
4. 酸化系はTCA回路を介を産生します。
5. 筋の中のATPとクレアチンリン酸を使用し運動に必要なエネルギーを素早く合成する仕組みです。これは酸素を使用しません。