整形外科学⑨肩関節・上肢障害｜PT専門分野別過去問題

正答：3,4

1. cotton骨折は外果、後果、内果の骨折。
2. Dupuytren骨折は足部の回内・外旋により起こる骨折である。
3. Galeazzi骨折は橈骨骨幹部骨折と遠位橈尺関節の脱臼を伴う損傷
4. Jefferson骨折は環椎の破裂骨折
5. Straddle骨折は骨盤骨折の一つである。

正答：4

1. 尺骨神経の障害ではかぎ爪変形、鷲手変形、主に手背の感覚障害を認める。
2. 正中神経の障害では猿手や手掌面の母指から環指の橈側の感覚障害などを認める。
3. 橈骨神経の障害では手関節の伸展不全、MP関節の伸展不全により下垂手を生じる。本例では手関節伸展の筋力低下はわずかである。
4. 正しい。後骨間神経が障害されると前腕の回外やMP関節伸展、母指の伸展・外転の筋力低下が生じる。手関節伸展は可能で感覚障害は生じない。
5. 前骨間神経の障害はTear drop徴候を生じる。（母指と示指でOサインを作れなくなる）