内科学②呼吸器疾患｜PTOT共通分野別問題

正答：1,3

1. ヘモグロビンは酸素の運搬に関与しており、肺拡散能に影響を与える。
2. 死腔換気量は肺胞換気量に影響を与えるが、肺拡散能には影響しない。
3. 正しい。肺胞はガス交換の場であり、表面積が減ると肺拡散能は低下する。
4. 気道抵抗は流速に関与するが肺胞拡散能には影響しない
5. 残気量は最大の呼息を行っても肺内に残っている空気量のこと。肺拡散能には影響しない。

第59回共通AM61-65問はこちら

正答：4,5

肺活量＝全肺気量ー残気量です。

第58回共通AM66-70問はこちら

正答：2,3

肺胞換気量（alveolar ventilation）とは、実際にガス交換に関与する空気の量です。
つまり、1分間に肺胞に届いている新鮮な空気の量を指します。

肺胞換気量（VA）=1回換気量（VT）−死腔換気量（VD）

この「肺胞換気量」を分あたりで求める場合は、さらに呼吸数（f）をかけて： VA/min=(VT−VD)×呼吸数\text{VA/min} = (\text{VT} - \text{VD}) \times \text{呼吸数}VA/min=(VT−VD)×呼吸数

1. 残気量は、肺に常に残る空気。換気に関与しない。
2. 正しい。
3. 正しい。
4. 予備吸気量（IRV）：安静吸気のあとさらに吸える量 → 通常換気には使わない。
5. 予備呼気量（ERV）：安静呼気のあとさらに吐ける量 → 通常換気には使わない。

正答：3

選択肢の中で気管支喘息に使用する治療薬はステロイドのみです。

1. β遮断薬は心拍数、血圧を定価させる作用。狭心症、高血圧などで使用されます。
2. 鎮痛作用のほか、抗血小板作用により、心筋梗塞や脳梗塞の予防薬として使われます。
3. 正しい。
4. 利尿作用がある。浮腫に対する治療で用いられることがある。
5. タンパク質合成を阻害し、最近の増殖を抑える。