「一度辞めたのに、なぜ理学療法士に戻ったのか」
理学療法士を辞め、
一般企業・エンジニアを目指して転職し、
結果的に理学療法士に戻るという選択をしました。
この選択について、
「失敗だったのではないか」
「遠回りだったのではないか」
と考えたことがなかったわけではありません。
この記事では、
なぜ最終的に理学療法士に戻る決断をしたのか、
一度外の世界を経験したからこそ見えた視点で整理して書いていきます。
理学療法士に戻る決断は、突然だったわけではない
理学療法士に戻る決断は、
ある日突然ひらめいたものではありません。
- エンジニア研修を待ち続ける日々
- データ入力業務をしながら感じる違和感
- 先が見えない不安
こうした状況の中で、
少しずつ「このままでいいのか」と考える時間が増えていきました。
戻るか、待ち続けるか。
その二択を迫られていたわけではなく、
現実的に「今後どう生きていくか」を考えた結果でした。
一度外に出て初めて、理学療法士の「安定」を実感した
理学療法士として働いていた頃、
「安定している」という言葉は、
どこか当たり前のように感じていました。
しかし一般企業で働いてみて、
その意味が大きく変わりました。
- 毎月の収入が予測できる
- 国家資格があるという安心感
- 極端に仕事がなくなるリスクが低い
派遣先での生活を経験し、
収入が理学療法士時代の半分近くになったことで、
生活の安定が精神的な安定に直結することを強く実感しました。
「スキルが積み上がっている実感」が戻ったかった
エンジニアを目指していた期間、
最もつらかったのは、
自分のキャリアが前に進んでいない感覚
でした。
理学療法士として働いていた頃は、
- 臨床経験が積み上がる
- 対応できる患者が増える
- 少しずつ自信がつく
という実感がありました。
一方で、
研修を待ちながら派遣先で働いていた期間は、
- エンジニアとしての経験はゼロ
- 医療職としての経験も増えない
という状態でした。
「努力が積み上がっていく感覚」を、
私は想像以上に大切にしていたのだと気づきました。
理学療法士の仕事そのものが嫌いだったわけではない
理学療法士を辞めた理由は、
仕事内容そのものが嫌いになったからではありません。
- 給与や将来性への不安
- 働き方の制限
- 職場環境や人間関係
こうした要素が重なり、
「このまま続けるのが不安」になったのが本音でした。
一度外に出てみて、
理学療法士という仕事自体への嫌悪感はなかった
という事実に、改めて気づきました。
患者と直接関わる仕事の価値を再認識した
一般企業で働く中で、
仕事の成果は数字やアウトプットで評価されます。
それは合理的で、
必要な考え方でもあります。
ただ、
理学療法士として患者と向き合っていた頃の、
- 回復していく姿を間近で見る
- 感謝の言葉を直接もらう
- 生活が変わる瞬間に立ち会う
こうした経験は、
他の仕事では簡単に得られない価値だったと感じました。
この点は、
外に出て初めて強く実感した部分です。
「戻る=逃げ」ではないと考えるようになった
理学療法士に戻ることを考えたとき、
「逃げではないか」という気持ちがなかったわけではありません。
しかし冷静に考えてみると、
- 自分に合わない環境から離れる
- 現実的に持続可能な働き方を選ぶ
- これまでの経験を活かせる場所に戻る
これは「逃げ」ではなく、
選択の一つだと考えるようになりました。
一度外に出たからこそ、
納得したうえで戻る決断ができたと思っています。
理学療法士として戻った今、考え方は以前と変わった
理学療法士に戻った今、
以前と同じ考え方で働いているわけではありません。
- 将来を一つの職場に依存しない
- キャリアを長期的に考える
- 「辞める」「戻る」も選択肢として持つ
こうした視点を持てるようになったのは、
間違いなく外の世界を経験したからです。
エンジニアの勉強は、理学療法士として働きながらでも可能だと気付いた
一度エンジニアを目指して転職してみて、
私が大きく考えを改めたことがあります。
それは、
エンジニアの勉強は、必ずしも仕事を辞めなくてもできる
という事実でした。
転職前の私は、
「エンジニアを目指すなら、まず理学療法士を辞めるしかない」
と考えていました。
しかし実際には、
働き方や職場環境を見直せば、理学療法士として働きながらでも勉強は可能
だと気付いたのです。
問題だったのは「職種」ではなく「職場環境」だった
振り返ってみると、
理学療法士を辞めたいと思った理由の多くは、
- 業務後の勉強会が多すぎる
- 常に時間に追われている
- 精神的に余裕がない職場環境
といった、職場の問題でした。
毎日疲れ切っている状態では、
新しい分野の勉強に手を伸ばす余裕はありません。
つまり、
エンジニアの勉強ができなかった原因は
「理学療法士という職業」ではなく
「ストレスの大きい働き方」だった
と、後になって理解しました。
プライベートに余裕があれば、勉強は現実的になる
理学療法士として戻った後、
職場選びの軸を大きく変えました。
- 業務後の拘束が少ない
- 勉強会が強制ではない
- 休日や平日の夜に余裕がある
こうした環境に身を置くことで、
仕事とプライベートを切り分けられるようになりました。
結果として、
- 平日の夜に少しずつ勉強する
- 休日にまとめて学習する
- 無理のないペースで続ける
といった形で、
エンジニアの勉強にも現実的に取り組めるようになったのです。
「辞めなければ挑戦できない」という思い込みから解放された
エンジニアを目指して転職した経験があったからこそ、
- 辞める=挑戦
- 続ける=妥協
という極端な考え方から、少し距離を置けるようになりました。
実際には、
- 理学療法士として働きながらスキルを学ぶ
- 副業や自己学習で可能性を広げる
- タイミングを見て次の選択を考える
といった段階的なキャリアの作り方もあります。
一度外に出てみたことで、
「辞める・続ける」の二択ではないことに気付けたのは、
大きな収穫でした。
理学療法士を続けながら挑戦する、という選択肢
今振り返ると、
- まず職場環境を整える
- プライベートに余裕を持つ
- そのうえで新しい分野に挑戦する
という順番でも、
十分に可能性はあったのだと思います。
理学療法士を続けながらでも、
エンジニアの勉強はできます。
重要なのは、
自分が学ぶ余裕を持てる環境に身を置けているかどうか
だと感じています。
「辞めた経験」は無駄ではなかった
もし、
理学療法士を辞めずに働き続けていたら、
- 医療職の外の世界を知らないまま
- 不満を抱えながら働き続けていた
可能性もあります。
辞めた経験があったからこそ、
- 自分に合う・合わないがはっきりした
- 理学療法士の価値を再確認できた
- 今後のキャリアを主体的に考えられるようになった
そう感じています。
これから理学療法士を辞めようか悩んでいる人へ
理学療法士を辞めることは、
決して間違いではありません。
ただ、
- 辞めた先で何を得たいのか
- どんなリスクがあるのか
- 最終的にどうなりたいのか
を、できるだけ具体的に考えることが大切だと思います。
一度外に出てみることも、
戻ることも、
どちらも「正解」になり得ます。
まとめ|戻ったからこそ、納得して働けている
理学療法士に戻った理由は、
- 安定した生活基盤
- スキルが積み上がる実感
- 仕事そのものへの納得感
これらを総合的に考えた結果でした。
一度辞めて、外に出て、戻ったからこそ、
今は以前よりも納得して理学療法士として働けていると感じています。
この体験が、
これから進路やキャリアに悩む方にとって、
一つの参考になれば幸いです。
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