第50回理学療法士・作業療法士国家試験AM共通問題・解説｜問96-100

正答：4

1. 常同行動とは同じ行動を繰り返すことである。漸騰側頭型認知症の特徴である。
2. 取り繕いとは自分の能力が低下していることを認めず、何も問題ないかのようなふるまいをすることである。アルツハイマー型認知症の特徴である。
3. 物盗られ妄想とは、物を置いた場所を忘れ、盗まれたと思うことである。アルツハイマー型認知症の特徴である。
4. 繰り返される幻想はレビー小体型認知症の特徴で、人や動物や虫などの幻視が特徴的である。
5. 初期からの記憶障害はアルツハイマー型認知症の特徴である。

正答：4

ここで、「壁を凝視したまま動かない。両上肢を挙上させるとそのままの姿勢をとり続けた」とあるので、これはカタレプシーである。

1. アカシジアは下肢がムズムズしてしまい、じっとしてられない。
2. 悪性症候群は高熱や、発汗、血圧上昇、筋強直などが起こり、重篤な症状を生じる。
3. 急性ジストニアは錐体路症状の一つであり、筋緊張の異常亢進による体幹・頸部の捻転、胸郭の傾斜、肘関節過伸展、手指の過屈曲、眼球の上転、舌の突出、などがみられる。
4. 正しい。緊張病症候群は興奮、昏迷、カタレプシー、などを呈する。
5. 薬剤性パーキソニズムは抗精神病薬などによってパーキンソン病様症状が生じる。

正答：2

1. 双極性障害の性差はほとんどない
2. 正しい。
3. Ⅱ型では軽度の躁状態である
4. 双極性障害は遺伝的要因が関与しているといわれている
5. 双極性障害は、一般的にうつ病相の期間の方が躁病相よりも長いが、どちらの相の回数が多いとはいえない。

正答：2

1. 正しい。曝露反応妨害法とは強迫行為をしない状態を我慢させ、不安な状態に慣れさせる方法である。
2. 強迫行為は必要ないとわかっていても繰り返してしまうことである。させられ体験は他社によって行動させられていると思うことである。強迫行為とさせられ体験は関係ない
3. 正しい。強迫性障害では対称性へのこだわりがみられる
4. 正しい。不合理とわかっていてもその観念を打ち消せずに繰り返し行動に移してしまう。
5. 正しい。

正答：2

1. 覚醒時大発作てんかんは朝の寝起きや夕方のくつろいでいるときに起こりやすい。
2. 正しい。若年性ミオクロニーてんかんは突然全身あるいは四肢や体幹の一部にけいれんが起きる。1～10歳が好発年齢であり、発作時は意識は保たれ、光刺激で生じやすい。
3. 欠伸てんかんは過呼吸により移行されやすい
4. 側頭葉てんかんは光刺激で誘発はされない
5. レノックス・ガストー症候群とはWest症候群から移行して起こる。