臨床神経医学⑤認知症｜PTOT共通分野別問題

正答：1

1. Lewy小体型認知症の典型的な早期症状である。
2. 考想伝播は統合失調症でみられ、考えが他人に知られていると感じる症状である
3. 失語は脳梗塞などの脳血管障害で生じるほか、アルツハイマー型認知症などでみられる。
4. 人格変化は前頭側頭型認知症でみられる。
5. 脱抑制は前頭側頭型認知症でみられる。

第59回共通AM91-95問はこちら

正答：4

1. 常同行動とは同じ行動を繰り返すことである。漸騰側頭型認知症の特徴である。
2. 取り繕いとは自分の能力が低下していることを認めず、何も問題ないかのようなふるまいをすることである。アルツハイマー型認知症の特徴である。
3. 物盗られ妄想とは、物を置いた場所を忘れ、盗まれたと思うことである。アルツハイマー型認知症の特徴である。
4. 繰り返される幻想はレビー小体型認知症の特徴で、人や動物や虫などの幻視が特徴的である。
5. 初期からの記憶障害はアルツハイマー型認知症の特徴である。

正答：4

1. HIVそのものもしくはHIVの免疫反応により引き起こされる、難治性の中枢神経障害をHIV脳症といい、認知障害を呈する
2. 血管性認知症では様々な部位に障害がおこるが、前頭葉の血流量低下が多い
3. 前頭側頭型認知症では前頭葉と側頭葉の血流低下がみられる
4. 後頭葉で血流低下します
5. Alzheimer型認知症では頭頂葉と側頭葉の血流低下がみられます